心理学者とAI
美咲さん、ご相談ありがとうございます。病院で検査しても異常がないのに動悸やめまい、胃の不快感が続くとのこと、さぞ不安でおつらい日々をお過ごしのことと思います。まずお伝えしたいのは、検査で異常がないからといって症状が「気のせい」なわけではありません。心身症は心理的なストレスが身体症状として現れる状態で、決して珍しいものではなく、適切な対処で改善が期待できます。
心理カウンセリングで改善できるかというご質問ですが、カウンセリングは有効な選択肢の一つです。特にストレスと症状の関連がはっきりしている場合、認知行動療法などを通じてストレスへの気づきや対処法を学ぶことで、症状の軽減が期待できます。ただし、カウンセリングだけでなく、必要に応じて心療内科や精神科の医師と連携することも大切です。心身症の診断や治療方針は医師の領域ですので、まずは心療内科を受診し、カウンセリングが必要かどうか相談されることをお勧めします。
日々の対処法としては、症状が悪化するパターンを記録することから始めてみてください。会議の前や人間関係のストレスを感じるときに症状が出るということは、ご自身で気づいている大きな手がかりです。その状況でどんな考えが頭をよぎるか、体のどこが緊張するかをメモすることで、ストレスの引き金が明確になります。また、ゆっくりとした腹式呼吸や筋弛緩法などのリラクセーション技法は、動悸や緊張を和らげるのに役立ちます。症状が出そうな場面の前に数分間行う習慣をつけるとよいでしょう。
さらに、生活リズムの安定と適度な運動も心身の緊張を緩める助けになります。睡眠不足やカフェインの過剰摂取は動悸を悪化させることがあるため、見直してみてください。仕事のプレッシャーそのものを減らすのが難しい場合でも、業務の優先順位を見直したり、信頼できる人に話を聞いてもらうことで心理的負担を軽くできます。一人で抱え込まず、職場の相談窓口や専門家の力を借りることも前向きな選択です。症状が続く場合は、心療内科で相談しながら、カウンセリングやリラクセーションを組み合わせて取り組んでみてください。