心理学者とAI
アオイさん、初めてのインターンシップでのご経験、本当にお疲れ様でした。大きなプロジェクトに挑戦されたこと自体が、すでにあなたの勇気と成長意欲の証です。今、自信を失い、自己否定のループに陥っているとのこと、そのお気持ちはとてもよくわかります。まずは、この感情を否定せず、受け止めることから始めてみましょう。失敗への恐怖や「ありきたり」と言われた傷つきは、自然な反応です。それを「弱さ」と判断せず、一つの経験としての事実として認識することが、回復の第一歩です。
具体的なステップとして、まずは小さな成功体験を積み重ねることをお勧めします。例えば、大学の授業での発表であれば、内容を完璧に仕上げるよりも、まずは「3分間、原稿を見ずに話す」といった、自分が確実に達成できる小さな目標を設定します。その成功を、心の中で、あるいは日記に記録してください。この積み重ねが、自己効力感(「自分にもできる」という感覚)を少しずつ再構築していきます。
次に、インターンでの経験を別の視点から捉え直す(リフレーミング)作業をしてみてください。「アイデアが『ありきたり』と言われた」という事実は変わりませんが、その意味づけを変えることはできます。それは「あなたに価値がない」という証明ではなく、「プロジェクトにはより高い創造性が求められていた」という状況の反映かもしれません。また、「革新的な発想が必要」という指摘は、あなたの潜在能力への期待の表れだった可能性もあります。最終発表でうまく説明できなかったことも、貴重なフィードバックとして、「次はもっと構造化して伝えよう」という改善点の発見に繋げられませんか。
また、思考パターンに注目してみましょう。「どうせ私なんて…」という自動思考が浮かんだ時、一旦立ち止まり、その思考を客観的に検証する習慣をつけます。友達が励ましてくれるということは、あなたにはサポートしてくれる関係性があり、あなたを価値ある存在と見做す人がいる証拠です。その現実を、自己否定の声よりも重く受け止める練習をしてみてください。
新しいことへのチャレンジが怖いのは当然です。その際は、「完璧」ではなく「進行」を目標にすることを心がけましょう。何かを始める時に、「絶対に失敗しない方法」を探すのではなく、「少しでも前進するための最初の一歩」は何かを考えます。例えば、新しいアルバイトやサークル活動に参加するのであれば、最初から中心的な役割を目指すのではなく、まずは参加して観察することから始めてみるのです。
最後に、あなたの価値は、一つのプロジェクトの成果や一回の発表で決まるものではないことを、どうか思い出してください。価値は、あなたという人間の全体性、これまでの努力、人を思いやる気持ち、そして失敗から這い上がろうとする現在の姿勢そのものの中にあります。時間をかけて、自分自身への優しい語りかけ(セルフ・コンパッション)を育んでいかれることを願っています。